
脂のりのよい「ぼうぜ鯖」=姫路市白浜町
瀬戸内海を回遊するサバの稚魚を養殖した「ぼうぜ鯖(真鯖)」が旬を迎えている。網ですくったり手で触れたりすると傷みやすいこともあり、姫路以外ではあまり流通していない。5年前に水産物(生鮮)部門で県認証食品の認定を受けた。脂のりがよいのが特長で、関係者は「少し高級な大衆魚。一度ご賞味を」と呼び掛ける。
坊勢漁協(姫路市家島町坊勢)の4業者が育てる。春に回遊するサバを巻き網船で囲い込み、大型の海上いけすで養殖する。出荷調整のため、いけすの魚にエサを与えていたところ、脂のりがよくなることが分かったという。
同漁協の「とれとれ直売所」(姫路市白浜町)では、毎週300匹ずつ入荷。1キロ2800円前後と、一般のサバに比べて3倍以上の高価格だが、姫路だけでなく、大阪や京都からもファンが車で買いに来るという。
特に今年は夏に水温が高く、成長が遅くなるなどのため、通常の半分程度の量しか出回っていないという。
同漁協直販営業部長の上西典幸さんは「刺し身やしゃぶしゃぶにするとおいしい。地元の人にもっと知ってもらいたい」と話す。水曜、祝日休業。同直売所TEL079・246・4199
(青山真由美)


