2012年05月26日
赤穂義士祭盛り上げへ 関連イベントの開催計画
12月14日の赤穂義士祭を盛り上げるため、まちづくりにかかわる兵庫県の赤穂市民らが「忠臣蔵ウイーク」として関連イベントの開催などを計画している。7月に実行委員会を設立し、義士祭の1週間前から多彩な催しを企画する。赤穂城跡で恒例の「幻の天守閣」を出現させるイルミネーションの期間も延長させる予定で、一緒に活動する会員を募っている。
発起人代表は、義士グッズ専門店「忠臣蔵問屋 わたや」経営の矢野英樹さん(42)。赤穂青年会議所(JC)在籍中の2006年、赤穂城跡でライトアップを始めた仕掛け人だ。
ライトアップは赤穂JCが昨年まで開催していたが、同実行委が引き継ぐ予定。同ウイークに合わせ、点灯期間を2日間から1週間に延長するという。
「若者からお年寄りまでそれぞれ楽しめる催しを市民の手で仕掛けたい」と矢野さん。忠臣蔵をテーマにした講談師の公演や、義士ゆかりのスイーツや特産のカキ、赤穂塩ラーメンを楽しめる催しなどを検討中という。
設立総会は7月4日に予定。会員は赤穂市在住や在勤の人で年齢は問わない。申し込みは、わたやTEL0791・42・1151へ。
(小林伸哉)
突然変異? 茎の白いサギソウ開花 姫路の植物園

茎の白っぽいサギソウ(中央)=姫路市立手柄山温室植物園
茎の白っぽいサギソウが、姫路市立手柄山温室植物園(兵庫県姫路市手柄)で開花した。本来は濃い緑色だが、突然変異が原因とみられる。5月いっぱいは花の咲いた状態で見られるという。
サギソウは姫路市花。通常は8月が開花時期だが、同園では1年中見られるよう2003年から温室栽培している。現在は1鉢に10〜20株、計約150鉢を育てている。
これまでにも発芽の時点で葉が白いケースはあったが、光合成しないため育たなかった。今回は葉の一部が緑色だったため成長。茎は少しだけ緑がかっており、三つあるつぼみのうち、二つが24日に開いた。残りも間もなく咲く見込み。
午前9時〜午後5時。金曜休園。高校生以上200円、6歳〜中学生100円。同園TEL079・296・4300
(田中陽一)
ペーロン90周年 腕が鳴る 相生であす競漕

「みよし」の飾り付けに余念がない山本さん(左)と木立さん(相生市相生で)
相生市の相生湾周辺で27日に開かれる「相生ペーロン祭(まつり)」の目玉・ペーロン競漕(きょうそう)は、1922年に伝来して今年で90周年。舞台裏で競漕を支えてきたベテラン職人は船首の飾り付けに腕を振るい、次代を担う中学生たちは長い空白期間を経て、節目の年に出場を決めた。(桑原卓志)
竜の頭をかたどった船首を、相生の人々は「みよし」と呼ぶ。斜めに突き出した漆黒の船首に、職人が丹念な手つきで紅白のしめ縄を結び付ける。息詰まるデッドヒートの末に、数万人の観客の視線が一斉に注がれるみよしは、船の印象を決める「顔」だ。
毎年、競漕に合わせて飾り付けを新調するのは造船業の職人たち。出場する全8艇を任される「アイ・エイチ・アイ・アムテック」(相生市相生)修理課の山本哲也さん(60)は、みよしを手がけて25年のベテランだ。
2本の縄を結び付けて、約40センチの竜の角に仕上げていく。太さ1・2センチの縄の一部をハサミで切り取り、頂点に向かって徐々に細くする。マニュアルはなく、作り手の経験が頼り。若き日の山本さんも、先輩たちの仕事ぶりを横目に、何度も失敗しながら技を身につけた。
上郡町出身の山本さんは、18歳で就職した職場で初めてペーロンの船に触れた。23歳から12年間、職場チームの一員として櫂(かい)を握ったことも。だから、漕(こ)ぎ手の気持ちはよく分かる。「みよしが奇麗だと気合が入るんだよ」と振り返る。
造船不況から職人は減り、社内でみよしの作り方を知るのは山本さんが最年長となった。それだけに、4年前からみよし作りに加わる木立拓磨さん(31)の指導には自然と力が入る。「知ってる技術は全部伝える。美しいみよしでないと、祭りの格好がつかんからね」と笑った。
「ヨーイサー、ヨーイサー」。今月20日、相生湾で市立那波中学校の生徒30人がドラの音に合わせて声を張り上げ、櫂を振るった。同中は今年、市立双葉中とそろって競漕の「オープンレース」に参加する。中学生チームの出場は14年ぶりのことだ。
長い歴史をもつ競漕だが、少子化から若い漕ぎ手の減少が頭痛の種となっている。市内の中学生の数は、この30年間で6割減の約800人(4月現在)にまで落ち込み、84年に始まった「中学生の部」は参加者を確保できず、98年を最後に廃止された。
競漕の将来が危ぶまれる中、約10年後の2009年、市立3中学校の1年生によるクラス対抗の競漕大会が開かれた。子どもたちの競漕への関心をつなぎ留めようと、谷口芳紀市長の肝いりで行われたのだった。それから毎年6月中旬には、生徒たちが競漕と同じ船に乗り、同じコースで速さを競っている。
クラス対抗戦を通じて、中学生チーム復活の機運が高まった。那波中では今年、主に保護者で構成していたPTAチームを、「舵(かじ)取り」などの2人を除いて、漕ぎ手とドラの奏者をすべて生徒に入れ替えて出場する。
生徒に競漕を指導する久我誠さん(43)も「子どもたちの若さと元気が、ペーロンを盛り上げてくれるはず」と期待している。
(2012年5月26日 読売新聞)
2012年05月25日
姫路に高齢者デイサービス 盲目の男性が経営

6月1日にオープンする「デイサービス ニコ」で、スタッフと話をする西村圭司さん(右)=姫路市的形町的形
事故に遭ったため、目が見えず半身まひなどの後遺症がある西村圭司さん(38)=兵庫県姫路市的形町的形=が6月、自宅にオープンする「デイサービス ニコ」の運営会社社長を務めている。体の不自由さを感じる高齢者の気持ちが分かる経営者として、親族の力を借りて働きながら、自らの自立も図る。(中川 恵)
西村さんは17歳の時、サーキット場でカートに乗っていて壁に激突。一命はとりとめ、約10年前から福井県の福祉施設で暮らしていた。
親が高齢になる中、西村さんは約1年前に自宅へ。姉で美容師の石見美保さん(43)=同市的形町的形=が「弟が主体となってできる仕事を」と、デイサービス事業を発案。運営会社「K‐アドバンス」の社長を任せることにし、自宅を改装し施設にするなど準備を進めてきた。
サービス責任者の石見嘉洋さん(41)=加古川市=はレクリエーションのメニューを考える際、西村さんに動かせる範囲などを尋ねる。「健常者には分からないことが、彼には分かる」と話す。
思い通りにならないことがあると、大声を上げることもあったという西村さんだが、社長就任が決まってからは、少なくなった。西村さんは「社長として、いらいらは胸にしまっています。会話は苦手ですが、来てくれる人には積極的に声をかけたい」と言う。
ニコは、アットホームな雰囲気にしたいといい、介護者同士が悩みを出し合う「家族の会」も設ける。月〜土曜日午前9時〜午後4時半。定員は10人。「デイサービス ニコ」TEL079・254・6281
神戸新聞
2012年05月24日
自社敷地開放してジャズ演奏会 姫路・ベンハウス


自社の敷地でジャズコンサートを開催し10年を迎える「ベンハウス」の尾上大輔社長=姫路市南条
市民も参加するコンサート(2007年4月6日、ベンハウス提供)
オフィス機器販売業「ベンハウス」(兵庫県姫路市南条)が、自社敷地を開放して開く「RIVERSIDE JAZZ(リバーサイド・ジャズ) コンサート」が、初めての開催から10年を迎える。元はジャズ好きの社長が取引先向けに企画したが、今では市民ら100人以上が参加する催しに成長。今年も26日に開催する。(青山真由美)
尾上大輔社長(56)は、15歳のころからジャズ喫茶に通い詰め、今も姫路のジャズバーで耳を傾ける。コンサートは同社が、同市古二階町から外堀川近くの現在地に移転後、4月の花見シーズンに取引先を招き、同社駐車場で開いたのが始まりだった。
その際、尾上社長は花見をしながら酒を楽しむだけでなく、ジャズも提供したいと考え、知人のプロの歌手に声をかけた。3年前からは気候が安定しない4月から5月に開催時期を変更した。
「持ち出しの方が多いが文化貢献を続けたい」と尾上社長。
緑豊かな水辺の敷地で演奏されるのはスタンダードを中心に12曲。バーベキューや焼きそばなどの提供も。午後5〜8時。中学生以上が対象。2千円(飲食費込み)。ベンハウスTEL079・222・5500
神戸新聞
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